ハワイ周辺海山水域におけるキハダとメバチの標識放流プロジェクト
プロジェクトの目的 標識放流・再捕数の概要 標識放流はクロス海山周辺および他の海山、浮魚礁周辺で主に手釣りによって行われ、体長40cm~80cmのサイズが放流されている。魚種別の放流尾数(1999年1月27日現在)、再捕尾数および再捕率(1999年2月3日現在)は以下の通り。
============================================ メバチ キハダ 合計 -------------------------------------------- 放流 4322 5481 9803 再捕 347 536 883 再捕率(%) 8.03% 9.78% 9.01% ============================================ ほとんどの再捕は放流付近もしくは海山と沖合の気象ブイ間の移動を示している(図参照)。放流地点以外の再捕はカウアイ、モロカイ、オアフそしてハワイの各島の沖合に設置したアンカー型の浮魚礁(FADS)から報告されている。ほとんどが手釣り漁業で再捕されているが一部ははえなわやトローリングからも再捕がある。最も長距離の再捕は、1996年11月に放流されバハカリフォルニア沖でまき網によって1997年7月に再捕されたキハダである。ごく最近、日本のはえなわ船によってもキハダの再捕が、1999年の1月末から2月の始めに北緯30度、東経170度付近で漁獲されたことが報告されている。 再捕報告のお願い このプロジェクトに用いられたタグは2色あり、オレンジのものは通常標識である。緑色のタグはテトラサイクリンが注射されており、年齢形質(耳石)の調査のため是非とも頭部を保存し送付してください。この他に必要な情報は、標識番号、再捕日時、再捕位置、漁法、体長(尾叉長)、体重、魚種、再捕者の氏名・住所、です。再捕謝礼をもれなく進呈致します。再捕があった場合は以下の機関または最寄の水産研究所・水産試験場に連絡をしてください(ポスター参照)。
Hawaii Tuna Tagging Project, c/o Hawaii Institute of Marine Biology, 電話 1-800-588-8066(米国内のみ、無料)または 001-808-956-4108 <日本>水産庁遠洋水産研究所浮魚資源部 メバチの放流・再捕状況
キハダの放流・再捕状況
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