「中西部太平洋まぐろ類委員会第12回科学委員会(WCPFC-SC12)が開催されました。

 2016年8月2~11日、バリ島(インドネシア共和国・バリ州バドゥン県クタ)において、中西部太平洋まぐろ類委員会第12回科学委員会(WCPFC-SC12)が開催されました。会議にはアジア・オセアニア諸国、米国、EUなど全24か国およびNGOなどから100名以上の科学者が出席し、当研究所からは、西田かつお・まぐろ資源部長をはじめとする12名が出席しました。今回の科学委員会では 特にカツオ及び南太平洋のヨシキリザメの資源評価結果が報告され、その結果と妥当性に関して熱心な議論が行われました。その他には、中西部太平洋に分布するまぐろ類・かじき類及びさめ類の資源状況についての検討や、はえ縄およびまき網漁業におけるさめ類・海鳥・海亀類の混獲に関する情報交換や回避技術などに関する議論も行われました。以上のような議論の結果、科学委員会としての保存管理措置に関する助言等がまとめられました。 

・科学委員会場での議論
・クタ地区にある科学委員会の会場

・会議場の外でも盛んな議論が行われていました。