イサリビハダカ(Notoscopelus resplendens

耳石の形状

OL/OH=1.5。全体的に長方形。基部の幅が広い三角形の嘴状突起と、小さな上部嘴状突起。前部開口切刻部は浅く、嘴状突起側のエッジはやや前方を向いている。前部開口切刻部の最も深い部分は耳石高上部1/4ほどの高さに位置する。上縁と下縁はほぼ直線状。後縁部は円形に曲がっている。下縁には小歯状突起、または鋸歯、鈍鋸歯が並ぶ。耳石表面はやや粗で、内面はほぼ偏平。

混同しやすい他種

オオクチイワシは耳石の前半部分が似ているが、嘴状突起が比較的鋭く、前部開口切刻部のエッジは斜め上方を向く。。また、大きな後部開口切刻部がある。本種では嘴状突起の先端は上部嘴状突起に比べて大きくは前方に突出しない。

分布と生態

太平洋、インド洋、大西洋の温・熱帯域に分布。日周鉛直移動により、夜間は表層 (0-100m層) に浮上する。