演題:パイセスの活動現状と今後の方針
演者:国際海洋生物研究官 馬場徳寿:総合司会
企画連絡室長 松村皐月:パイセスの活動現状
企画連絡科長 長澤和也:BASSの現状
鯨類生態研究室長 加藤秀弘:WG11の活動現状
場所:遠洋水産研究所大会議室
日時:平成10年11月6日 15:00~17:00
講演の概要:
今回の談話会は、パイセスの活動現状と今後の方向について広く所員に理解してもらい、自分の研究にパイセスという機関をどのように利用していくか考えてもらうことを目的とした。演者は松村企画連絡室長(総務会日本代表)、長澤企画連絡科長(BASS委員)、加藤鯨類生態研究室長(WG11共同議長)の3名で、各々20分程度それぞれが所属する委員会や部会の活動現状と今後の方針および問題点などについて話題を提供して頂いた。
講演後の討議では、パイセスの性格、水産庁の取り組み姿勢、他の国際漁業機関との連携の行方などについて話し合った。自己の研究にどの様にパイセスを取り込むかについては、行政的な側面(鯨;複数種一括管理研究への利用、外洋イカ;後ろ盾となる国際条約の取りこみ)とアカデミックな側面(高緯度研究室)の意見が出された。また将来、パイセスから各種漁業委員会等へ資料提供の要望が出る可能性もあり、今後、留意すべきとの意見が出された。経費削減のおり脱退も検討されているが2000年までは予算が確保されており、2000年の開催地は日本であることが紹介され、外国と同様、学術面での活用を推進することが重要であると総括された。
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