第8回談話会報告

演題:北洋研究の過去、現在、未来

演者:北洋資源部
      北洋底魚研究室  西村 明、柳本 卓
      さけます研究室   石田行正
      おっとせい研究室 馬場徳寿
      企画連絡室     長澤和也

場所:遠洋水産研究所大会議室

日時:平成10年9月30日15:00~17:15

講演の概要:

10月1日の組織改正により北海道区水産研究所に機能移転される北洋資源部のこれまでの研究活動を振り返るとともに、現在の研究を整理し、今後の研究の展望を各研究室の代表が述べた。

北洋底魚研究室からは、ベーリング海におけるスケトウダラ資源動向と天皇海山域におけるクサカリツボダイの生態に関する知見が紹介された。さけます研究室からは、遠洋水産研究所における調査研究の推移が紹介され、各研究者の業績と意義が示された。おっとせい研究室からは、オットセイの摂餌行動などに関する知見のほか、三陸域における捕食量の推定、沖合漁業との共存に関する話題が提供された。生態系研究室からは、長期的な気候変動、特に地球の温暖化に伴うサケマス類の分布様式のシミュレーション結果が示された。

各談話の後、所員と遠洋水産研究所OBとの活発な質疑が行われ、北洋資源部員の“さようなら談話会”が終了した。

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