マッコウクジラの調査線上見落率推定のための音響調査
調査概要
2001年10月
島田裕之(遠洋水研鯨類管理)
期間
2001年9月28日〜10月9日 12日間
マッコウクジラの鳴き声
(クリック)
目的
音響機器を使用した、マッコウクジラの生息数推定のための調査方法を確立することを目的とした調査を実施しました。
調査内容
鯨類の生息数を推定するためには、あらかじめ設定したコース上を調査船が一定の速度で航行しながら発見に努める目視調査を行います。 (写真右:新・俊鷹丸の鯨類目視観測用ブース) しかし、マッコウクジラのように長時間潜水する鯨類では、潜水中にその上を通過してしまいクジラが見落とされる可能性が高くなります。本調査ではこの見落し率を調べるために、新・俊鷹丸に搭載されたパッシブソナー(自ら音は出さず聴くだけ)を使用して、目視調査中に潜水中のマッコウクジラの鳴き声を探知し、その位置を特定する実験が行われました。 |
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パッシブソナー受信装置と 音源追跡表示装置 |
観察ブースから見たマッコウクジラの群 |
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