曳航式測器による海洋表層構造調査
調査概要

瀬川恭平*・市川忠史**・亀田卓彦*・田中照喜***・Pierre Tillier****
(*遠洋水研高緯度研 **中央水研生物生産研 ***エス・イー・エイ ****Sea Scan)

■期間
   2002年6月29日〜7月8日 10日間

■目的
 2001年4月に竣工した遠洋水産研究所の調査船「俊鷹丸」には、VPR(Visual Plankton Recorder)が装備されています。VPRは、曳航体にプランクトン撮影用のCCDカメラとCTD等のセンサーを取りつけた観測機器で、取得した画像をリアルタイムで船上で観察・収録することができます。
 この調査は、VPRによりプランクトンの分布を把握するための観測手法の確立を目的とし、プランクトンの中でもクラゲなどゼラチン質プランクトンのデータを多く取得することを意図して実施しました。

■調査内容
1)金華山沖、常番沖、伊豆諸島東方の3海域で、深度500mから海面付近までのVPR観測を実施しました。
 また、比較のためにモックネスネットによるプランクトンの採集を行いました。
2)駿河湾内で、測器を運用する上で必要になる基礎的なデータを収集しました。
 ・曳航速度を変化させて姿勢データを収集
 ・修正したウインチ自動制御ソフトウェアの動作確認
 ・パラメータ設定を何組か変えて同一海域の画像データを収録
[VPRの写真]    [観測海域]

□□ 金華山沖のプランクトン画像 □□
[金華山沖のプランクトン画像]


□□ 常磐沖のプランクトン画像 □□
[常磐沖のプランクトン画像]


□□ 八丈島東方のプランクトン画像 □□
[八丈島東方のプランクトン画像]


□□ 駿河湾のプランクトン画像 □□
[駿河湾のプランクトン画像]


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