ウスハダカ(Myctophum orientale

 

耳石の形状

OL/OH=1.2 。全体に五角形。嘴状突起と上部嘴状突起は短く小さい。前部開口切刻部は大型のものでは消失する。周縁には細かい鈍鋸歯がある。上部嘴状突起から上縁部へは緩やかにカーブしながら続く。下縁は前方より斜め下方へ直線的に伸び、中央よりやや手前で急に斜め上方へ曲がる。下縁後方はほぼ90度ほどの角度で後縁部へ曲がり、曲がり角がほぼ耳石後端に位置する。

混同しやすい他種

他のススキハダカ属特にイバラハダカヒサハダカに似る。周縁の鈍鋸歯が本種では細かい。

分布と生態

相模湾以南の温帯域の陸棚周辺海域に固有分布する。昼間200m以深の中層に生息し、夜間には0-1m 層まで浮上出現する。