トドハダカ(Diaphus theta)

 

 

耳石の形状

OL/OH=1.3。下縁から後縁へ曲がる角度はほぼ90度。後縁は大型の耳石の場合は直線状の場合が多いが、中型以下では大きく曲がっている。嘴状突起はその基部が幅広く、上部嘴状突起に比べて大きく突出するが細長くない。多くの場合下縁に小歯状突起が数個あり、上縁後端付近にも1または2個の小歯状突起がある場合がある。小歯状突起は小型個体では明瞭でないこともある。

混同しやすい他種

キュウリエソは全体の形状が似るが、下縁小歯状突起はない。また、キュウリエソの方がかなり小さい。

分布と生態

北太平洋亜寒帯水域に分布。夜間には昼間の生息水深 (300-500m層, 2-4℃) から20-100m層 (6-8℃) に浮上する。