マルハナハダカ(Centrobranchus andreae)

耳石の形状

OL/OH=1.5。全体に長方形。嘴状突起は大きく突出し、上部嘴状突起も明瞭だが短く、先端は鈍。上方に向かって開いた前部開口切刻部を形作る。上縁、下縁、後縁ともに直線的で耳石後半は四角形に近い。

混同しやすい他種

ホソミカヅキハダカは耳石の前半はやや似ているが、後縁は丸い。

分布と生態

太平洋、インド洋の熱帯域に分布し、黒潮によって運ばれ南日本に出現する。夜間には昼間の生息層である600-700m層から0-150m層に浮上する。