耳石(偏平石)の形態と各部の名称

各部の名称と数値的形質

耳石には偏平石(Sagitta)、礫石(Lapillus)、星形石(Asteriscus)の三種類が、左右それぞれ一組ずつ合計6個あるが、種類同定には最も大きい偏平石を用いる。ここでは、このマニュアルで使われる名称について解説する。名称および解説は大江(1985)を参考とした。実際の耳石には種類によってここに示されていない部位も、また存在しない部位もある。

このマニュアルでは、基本的に右側耳石の内面を写真撮影してあるが、場合により左側の内面を撮影してあるものもある。また、写真中に示された耳石長の単位はmmである。