平成29年カツオ沿岸春漁の予測を公表しました。 (H29年 1月30日)

 

平成29年カツオ沿岸春漁予測について

平成29年1月30日

国際水産資源研究所

 

【概要】

 国際水産資源研究所では,近年の沿岸域でのカツオ漁獲量の低迷が顕在化しており,沿岸漁況予測のニーズが高まっているため,沿岸域におけるカツオ春漁予測を開始することにしました。現在は試行段階でありますが,その予測結果を公表します。

 

【2017年春季・沿岸域*へのカツオ来遊量】

2017年春季の太平洋沿岸域へのカツオ来遊量の水準は,2016年を上回り,過去5年平均(2011-2015)並である可能性が高い。

 

【亜熱帯域から日本近海の海況】

(実況:1月中旬)

 カツオ北上に影響する20℃以上の水温分布は, 過去5年(2011-2015)と比較して広く分布しており,2016年と同様の傾向である。

(予測:2月中旬・3月中旬)

 20℃以上の水温は,過去5年平均と比較して広く分布,また,2016年と同様の傾向を示し,特に黒潮に沿った分布が北東方向に伸びると予測された。また,水温19℃以上の分布域が2016年と比較すると小さく,過去5年平均と類似している。

 

 これらの予測結果から,19℃以下の水温帯が房総付近に北上する障壁となり,亜熱帯域から北上する小型個体が東西へ迂回,あるいは滞留する可能性が高い。また,この水温分布が,太平洋沿岸域への来遊を遅らせる可能性がある。

 

この予測についての詳細情報はこちら

 

*:高知県から三重県に至る海域を想定

 

—お問い合わせ先—

かつお・まぐろ資源部

代表者:西田,清藤

代表:  054-336-6000