「中西部太平洋まぐろ類委員会第11回科学委員会(WCPFC-SC11)に出席」

  2015年8月5日から13日の間、ポンペイ島(ミクロネシア連邦共和国)において、中西部太平洋まぐろ類委員会11回科学委員会(WCPFC-SC11)が、アジア・オセアニア諸国、米国、EUなど全24か国から100名以上の科学者が集まり開催されました。 中西部太平洋のまぐろ類、特にメバチ、キハダ、カツオ、ビンナガ、クロマグロ、カジキ類及びサメ類の資源状況を検討し、はえ縄漁業およびまき網漁業における希少なサメ類・海鳥・海亀類の混獲に関する情報交換や回避技術の提案が行われました。議論の結果、保存管理措置および混獲回避のための助言等をまとめました。  当所からは、西田宏かつお・まぐろ資源部部長他12名が出席しました。また、西田部長は、資源評価セッションの議長も務めました。

WCPFCの事務局:今回の開催地であるミクロネシア連邦共和国ポンペイ島にある。 ポンペイ島の風景
会議は郊外の大学体育館で行なわれた。 日本をはじめ、中西部太平洋のまぐろ漁業に関連する24か国、およびその他NPO、NGO団体が会議に出席した。 日本からは、本所の研究員のほか、水産庁及び業界団体が出席した。日本からは、沿岸漁業でのカツオの減少傾向、小型船における海鳥混獲回避の効果の発表などを行うとともに、まぐろ類の資源評価の妥当性や保存管理措置への助言に関して活発な議論を行った。