第11回談話会報告

演題:情報量規準とモデル選択

    ― 体長組成の年齢分解とCPUE標準化を例として ―

演者:浮魚資源部 庄野 宏

場所:遠洋水産研究所大会議室

日時:平成10年12月11日 15:00~16:20



講演の概要:

体長データの年齢分解(混合分布モデル)とCPUE標準化(分散分析モデル)を例にとり、水産分野でもよく使われているAICを含めた種々の情報量規準を用いてモデルの良さに関する講演を行った。

前者では、混合分布の特殊性に焦点を当て、モデル選択に際して通常のカイ二乗検定が使用できない一方で、AICやBIC等の情報量規準が使用可能である。後者では、AICの有限修正について論じ、その有効性について検証した。現在用いられているAICは回帰分析モデル等においてパラメーター数を過大に推定する傾向があり、その偏りを補正しようというのが有限修正の考え方である。

なお、TICやReference Priorと呼ばれる事前確率を用いたベイズ推定法についても取り上げ、この2つのモデルについて実際例やシミュレーションに基づいた結果と理論的な背景について説明があった。



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