第4回談話会報告

演題:南オーストラリアのサメ漁業におけるホシザメの個体群動態:

    Population dynamics of the gummy shark (Musterus
    antarcticus)in the shark fishery of southern Australia

演者: Terry Walker博士:Marine Science Laboratories, Fisheries
    Division,Department of Conservation and Environment(オースト
    ラリア)

場所:遠洋水産研究所大会議室

日時:平成10年5月14日 15:00~16:00

講演の概要:

南オーストラリアではschool shark(イコクエイラクブカ)と gummy shark(ホシザメ の仲間)を対象とした大規模な漁業があり、講演者は長年にわたりサメ類の生物学および資源動態に関する研究に携わっている。

今回は性別年齢構成を考慮したシミュレーションモデルを使用し、適正な漁業管理の在り方および資源の将来予測を行った結果を発表した。これらのサメ類は近年流し網で漁獲されているが、小さな目合で小型個体を漁獲したほうが資源への影響が少ないこと、資源状態が変化した場合でも幼魚の自然死亡率が変化することによって、サメ資源は開発に対し柔軟に対応しているだろうことが推察された。さらに、サメ個体群の動態は、硬骨魚類とは異なり、海産哺乳類と硬骨魚類の中間的な存在であることが指摘された。

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